事業所のえらび方
作業所の見学、服装は?手ぶらで行っても大丈夫?
見学に行こうと思ったけれど、「何を着ていけばいいの?」「手ぶらで行ったら、失礼かな?」と気になっていませんか。着るものや持ち物のことで、なかなか一歩が出ないこともあります。この記事では、見学のときの服装と持ち物、そして当日どう過ごせばいいかを、やさしくお伝えします。
まず、手ぶらでも大丈夫なことが多いです
いきなり結論からお伝えします。見学のときは、手ぶらに近いかたちでも大丈夫なことが多いです。
見学は、あなたが場所を「見に行く」時間です。何かを提出したり、その場で契約したりする場ではありません。だから、書類をそろえて持っていく必要は、たいていありません。
もし「これは持ってきてください」というものがあれば、見学を申し込んだときに事業所から伝えてもらえることがほとんどです。
それでも、あると少し安心なものはあります。次にお伝えしますね。
あると少しだけ安心なもの
「絶対にいる」わけではありません。あくまで、あると心が落ち着くかも、という程度のものです。
- 飲みもの:のどがかわいたときのために。少し話すこともあるので、あると安心です
- スマホ:道に迷ったとき、事業所に電話をかけられます
- メモとペン:聞いたことを書きたい人だけでOK。頭で覚えるのが苦手でも大丈夫
- ハンカチ・ティッシュ:ふだん持ち歩いているなら、そのままで
これらも、なければないで見学はできます。
もし相談支援専門員(福祉サービスの利用を手伝ってくれる人)と一緒に行くなら、必要なものはその人が持っていてくれることもあります。
服装は「ふだんの服」でいい
服装も、気合を入れすぎなくて大丈夫です。スーツやきれいめの服を用意しなくても、ふだん着ている服で問題ないことが多いです。
えらぶときの目安は、次のくらいでじゅうぶんです。
- 動きやすい服
- 自分がリラックスできる服
- 汚れても気にならない服だと、なお気楽
見学では、作業をしている様子を見せてもらうことがあります。少し歩いたり、しゃがんで見たりすることもあります。だから、体をしめつけない服だと過ごしやすいです。
くつも、はき慣れたものが安心です。新しいくつでまめができると、それだけで気がそがれてしまいます。
服装のことは、別の記事でもう少しくわしく書いています。今回は「見学は、ふだんの服でいい」とだけ覚えておいてもらえたらうれしいです。
当日、どんなふうに過ごせばいい?
持ち物や服装より、「当日どうふるまえばいいか」のほうが不安、という人もいると思います。ここが、いちばんお伝えしたいところです。
見学のときのあなたは、「見せてもらう側」です。だから、うまく話そうとしなくて大丈夫です。
- 案内してくれる人のあとを、ついて歩くだけでいい
- 見て、なんとなく感じるだけでいい
- わからないことは、そのままにしておいてもいい
「何か質問しなきゃ」と思うと、かえって疲れてしまいます。聞きたいことが浮かばなければ、聞かなくてもかまいません。あとから電話で聞くこともできます。
もし緊張して言葉が出なくても、それを責める人はいません。うなずくだけでも、じゅうぶん見学はできます。
「通っている自分」を、そっと想像してみる
見学のあいだ、一つだけ心の中でやってみてほしいことがあります。それは、「ここに通っている自分」を、そっと想像してみることです。
- この道を、毎日歩けそうかな
- この部屋の空気は、しんどくないかな
- この人たちのそばで、過ごせそうかな
答えが出なくても大丈夫です。「なんとなく落ち着く」「なんとなく苦しい」——その感覚は、あとで場所をえらぶときの、大事な手がかりになります。
うまく言葉にできなくてもいいので、感じたことを心のすみに置いておいてください。
島根県松江市にあるKUKKULA(クックラ)のように、まず気軽に見に来てもらうことを大事にしている事業所もあります。持ち物や服装のことで迷ったら、申し込みのときに聞いてみると、その場所のやり方を教えてもらえます。見学の流れはご利用の流れや見学のお申し込みのページも参考にしてみてください。
さいごに
見学のときは、手ぶらに近いかたちでも、ふだんの服でも大丈夫なことが多いです。飲みものやスマホがあれば、少し安心できるくらいです。
それよりも、当日は「見せてもらう側」として、肩の力をぬいて過ごしてもらえたらと思います。うまく話せなくても、質問できなくても、見学はちゃんと成り立ちます。
持ち物や決まりは、事業所によってちがいます。気になることがあれば、申し込みのときや、市町村の窓口、相談支援専門員にたずねてみてください。あなたのペースで、まず見に行くところから始めて大丈夫です。
