事業所のえらび方
就労継続支援B型の服装は自由?作業から選ぶ考え方
「見学のとき、何を着ていけばいいんだろう」。そう思うと、家を出る前から気持ちが重くなりますよね。スーツ?それとも私服でいいの?と迷う人は、とても多いです。この記事では、服装のきまりの話だけでなく、「どんな作業をするか」から服を選ぶ考え方を、いっしょに見ていきます。
まず、私服でいいことが多いです
就労継続支援B型(体調やペースに合わせて働ける福祉サービス)では、服装が自由なところが多いです。スーツを着ていく必要は、ほとんどありません。
かっちりした面接のような場ではないので、ふだん着ているふつうの服で大丈夫なことが多いです。
ただし、服装のきまりは事業所によって少しずつちがいます。
- 私服でよいところ
- 動きやすい服をすすめるところ
- エプロンや作業着を貸してくれるところ
このように、いろいろです。だから「自由」といっても、まったくルールがないわけではありません。気になるときは、見学のときに聞いてみると安心です。
服装は「きまり」より「作業」で考えると楽
ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。
服を選ぶとき、「きまりを守らなきゃ」と考えると、しんどくなります。そのかわりに「どんな作業をするか」から考えると、ぐっと選びやすくなります。
たとえば、こういう見方です。
- 汚れる作業なら → 汚れてもいい服
- よく動く作業なら → 動きやすい服
- 座って手先を使う作業なら → らくな服
つまり、その日の作業に合っているかどうかが、いちばんの目安になります。おしゃれかどうかや、きちんとして見えるかどうかは、二の次で大丈夫です。
汚れるかもしれない作業のとき
作業のなかには、服が汚れることがあるものもあります。
たとえば、こんな作業です。
- 野菜や土をあつかう作業
- 食べ物をつくる・箱づめする作業
- 掃除や片づけの作業
- のりや塗料(色をぬる材料)を使う作業
こういう作業では、汚れてもいい服のほうが気がらくです。お気に入りの服だと、「汚したくない」と気になって、作業に集中しにくくなることもあります。
エプロンや作業着を貸してくれる事業所もあります。あるかどうかは、聞いてみないと分かりません。汚れる作業が気になる人は、見学のときにたずねてみるとよいです。
動く作業・座る作業で、選び方は変わる
作業には、体をよく動かすものと、座ってじっとするものがあります。それによっても、らくな服はちがいます。
よく動く作業のとき
- 立ったりしゃがんだりする
- 物を運ぶ
こういうときは、動きやすい服がらくです。ぴったりした服より、ゆったりした服のほうが動きやすいこともあります。くつも、歩きやすいものがよいです。
座って手先を使う作業のとき
- 細かい手作業
- パソコンやシールはりなど
こういうときは、長い時間すわっても苦しくない服だと、体がらくです。
季節も大事です。中の部屋があたたかかったり、すずしかったりします。上に一枚はおれるものがあると、自分で温度を調整できて便利です。
見学のときの服装は、これで大丈夫
「見学は作業とちがうから、もっときちんとした服がいいのかな」と思うかもしれません。でも、見学もふだん着で大丈夫なことが多いです。
見学で気をつけたいのは、次のことくらいです。
- 動きやすい服とくつで行く(作業を少し見たり、ためしたりすることもあるため)
- とても暑い・寒い日は、調整できる服にする
スーツでなくても、失礼にはあたりません。むしろ、その事業所でどんな服の人が多いかを、自分の目で見られるチャンスです。
例えば、島根県松江市にあるKUKKULAのように、作業の内容を見学のときに見せてくれる事業所もあります。実際の様子を見ると、どんな服がよさそうか、イメージしやすくなります。作業の内容はこちら、見学のお申し込みはこちらから見られます。
服装のことも、見学のときに気軽に聞いて大丈夫です。「どんな服で来ている人が多いですか」と一言たずねるだけで、次からの不安がずいぶん減ります。
さいごに
服装は「自由」なことが多いですが、まったくルールがないわけではなく、事業所によってちがいます。
迷ったときは、きまりよりも「その日の作業に合っているか」で考えると、選びやすくなります。汚れる作業なら汚れてもいい服、動く作業なら動きやすい服、というふうに、作業のほうから決めていけば大丈夫です。
分からないことは、見学のときに聞いてみてください。よくある質問はこちらにもまとめてあります。服のことで通うのをためらわなくていいように、この記事が少しでも役に立てばうれしいです。
