事業所のえらび方
就労継続支援B型の見学、当日は何をするの?
「見学に行ってみたいけど、行ったら何をされるんだろう」。そう思うと、なかなか一歩が出ないですよね。とくに、その場で「利用します」と言わされたらどうしよう、と不安になる方は多いです。この記事では、見学の当日にどんなことをするのか、そしてよくある不安に1つずつお答えします。
見学って、そもそも何をするの?
見学とは、実際に事業所(B型のサービスを行う場所)を見に行くことです。多くの場合、次のような流れになります。
- スタッフから事業所の説明を聞く
- 作業をしている場所を見せてもらう
- どんな1日を過ごすのか教えてもらう
- 気になることを質問する
時間は1時間くらいのことが多いですが、事業所によってちがいます。作業を少し体験できるところもあります。
大事なのは、見学は「見に行くだけ」だということです。見に行ったからといって、そこを使うと決める必要はありません。まずは雰囲気を知るための時間だと考えてください。
その場で「利用します」と決めさせられない?
これは、とても多い不安です。結論から言うと、見学したその場で決めなくて大丈夫です。
見学は、あなたが事業所を知るための時間です。同時に、あなたが「ここが合いそうか」を考えるための時間でもあります。ですから、見た後に「少し考えます」と言って帰ってかまいません。
- 家に帰ってゆっくり考えたい
- ほかの事業所も見てから決めたい
- 家族や相談できる人と話してから決めたい
どれも、ふつうのことです。いくつかの事業所を見てくらべる人もたくさんいます。あわてて決めなくて大丈夫です。もし急かされて不安になったら、その気持ちは無理に押さえこまなくていいです。
何を聞かれるのか不安…
「うまく答えられなかったらどうしよう」と心配になるかもしれません。でも、見学のときに聞かれることは、むずかしいものではありません。たとえば、こんなことです。
- どんなことに興味があるか
- 体調で気をつけていることはあるか
- 通うとしたら、どのくらいのペースを考えているか
うまく話せなくても大丈夫です。言葉に詰まったら「今はうまく言えません」でかまいません。答えたくないことは、答えなくてもいいです。
逆に、あなたから聞いていいことも、たくさんあります。
- どんな作業があるのか
- 休憩やお昼はどうなっているのか
- 通う日数や時間は選べるのか
- 見学のあと、体験もできるのか
気になることは、メモにして持っていくと聞きやすいです。工賃(作業をして受け取るお金)や利用にかかるお金のことも、遠慮せず聞いて大丈夫です。金額は事業所や人によってちがうので、その場で確認するのが確実です。
親(家族)と一緒に行くべき?
これも、決まりはありません。ひとりで行く人もいますし、家族や支援してくれる人と一緒に行く人もいます。
一緒に行くと、こんな良さがあります。
- 聞き忘れたことを、あとで確認し合える
- 自分では気づかない点に、気づいてもらえる
- 説明を一緒に聞けるので、あとで話しやすい
一方で、「まずは自分ひとりで見たい」という気持ちも、とても自然です。あなたが通う場所ですから、あなたのペースで決めていいのです。
相談支援専門員(福祉サービスの利用を手伝ってくれる人)がいる場合は、一緒に行ってもらえることもあります。心細いときは、声をかけてみてください。
見学の申し込みは、どうすればいい?
多くの事業所では、電話やメール、申し込みのフォームで見学を受け付けています。日時を相談して決めることが多いです。
申し込みのときに、次のことを伝えておくと当日がスムーズです。
- 見学したい日の希望
- 一緒に行く人がいるかどうか
- 気になっていること(あれば)
たとえば KUKKULA のように、見学の申し込みページや、作業の内容、利用の流れをサイトで見られる事業所もあります。あらかじめ読んでおくと、当日の質問を考えやすくなります。くわしくは各事業所の見学のお申し込みやよくある質問のページを見てみてください。
見学のあとの流れも、少しだけ
見学して「ここで過ごしてみたい」と思ったら、体験や利用の相談へ進むことができます。ただし、B型を利用するには手続きが必要で、その決まりはお住まいの市町村によってちがいます。
受給者証(福祉サービスを使うための証明書)が必要になることもあります。手続きのくわしいことは、市町村の窓口や相談支援専門員に確認するのが確実です。事業所でも、流れを教えてもらえることが多いです。利用の流れはご利用の流れのページも参考になります。
さいごに
見学は、あなたが事業所を知り、合うかどうかを考えるための時間です。その場で決めなくていいし、答えたくないことは答えなくていい。一緒に行く人がいてもいなくても大丈夫です。
「行ってみようかな」と少しでも思えたら、それで十分です。まずは1つ、気になった事業所を見に行くところから始めてみてください。
