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事業所のえらび方

作業所の見学、一人で行くのが不安なとき

「見学に行ってみたい。でも、一人で行くのはこわい」。そう思うのは、とても自然なことです。はじめての場所、はじめて会う人。緊張するのが当たり前です。この記事では、見学に「誰と行くか」の選び方と、当日うまく話せなくても大丈夫だということを、やさしくお伝えします。

一人で行くのがこわいのは、変なことじゃない

まず知ってほしいのは、見学に一人で行くのがこわいと感じる人は、めずらしくないということです。

  • 知らない人と話すのが苦手
  • 何を聞かれるか分からなくて不安
  • 道に迷ったらどうしよう
  • とちゅうで帰りたくなったら、と考えてしまう

こうした気持ちは、どれもおかしくありません。むしろ「見学に行こう」と思えた時点で、大きな一歩を進んでいます。

そして大事なのは、見学は「一人で行かなければいけない」ものではない、ということです。誰かと一緒に行ってもかまいません。次から、いくつかの選び方を見ていきます。

誰と行くか、選び方の目安

見学の同行(一緒に行くこと)には、いくつかの選び方があります。それぞれ向き・不向きがあります。自分に合いそうなものを選んでください。

ご家族と一緒に行く

  • 向いている人: 気心の知れた人がそばにいると落ち着く。あとで家族と感想を話したい。
  • 気をつけたいこと: 家族が話しすぎて、自分の気持ちを言いにくくなることもあります。「ここは自分で聞きたい」と思う場面があれば、そう伝えてみてください。

相談支援専門員(福祉サービスの相談にのってくれる人)と行く

  • 向いている人: すでに相談員さんとつながっている。制度や手続きのことも一緒に確認したい。
  • よいところ: あなたのことを分かってくれている人なので、うまく言えないことを補ってくれることがあります。

支援機関の人と行く

  • 向いている人: 病院の相談室や、地域の支援センターなど、すでに関わりのある場所がある。
  • よいところ: あなたの状況を知っている立場から、事業所とのあいだをつないでくれることがあります。

一人で行く

  • 向いている人: 自分のペースでゆっくり見たい。人がいると気をつかってしまう。
  • よいところ: 誰にも合わせず、自分の感じたままに見られます。
  • 気をつけたいこと: 緊張が強いと感じるなら、無理に一人にしなくて大丈夫です。

どれが正解ということはありません。その日の体調や気分で変えてもかまいません。

当日、うまく話せなくても大丈夫

見学というと「たくさん質問しないといけない」「ちゃんと受け答えしないと」と身がまえてしまうかもしれません。でも、そんなことはありません。

  • ほとんど話さず、見ているだけでも大丈夫です。
  • 質問が思いつかなくても大丈夫です。
  • 緊張して声が出にくくても大丈夫です。

多くの事業所では、案内する人のほうから説明してくれます。あなたは、うなずいたり、首をふったりするだけでも伝わります。もし同行の人がいれば、代わりに聞いてもらってもかまいません。

「今日は見るだけにしたい」と、はじめに伝えておくのもひとつの方法です。それだけで、少し気持ちが楽になることがあります。

一人で行くと決めたときの、小さな準備

一人で行ってみようと思ったら、次のような準備をしておくと、少し安心できるかもしれません。

  • 聞きたいことを、1つか2つだけメモしておく
  • 行き方と、かかる時間を前もって調べておく
  • 「今日は疲れたら早めに帰ってもいい」と自分に許しておく
  • 事業所に、一人で行くことと、到着予定の時間を伝えておく

無理に全部そろえる必要はありません。メモが1つあるだけでも、その紙を見れば話し出せることがあります。

それでも当日こわくなったら、日にちを変えてもらってもかまいません。見学の予定は、変えられることがほとんどです。

同行してもらいたいとき、どう頼む?

「一人はやっぱり不安」と思ったら、遠慮せずに頼ってください。

  • ご家族に「一緒に来てほしい」と伝える
  • 相談支援専門員がいれば、その人に相談する
  • 病院や支援センターなど、関わりのある場所に相談する

事業所によっては、同行の人がいることを前もって伝えると、人数に合わせて準備してくれることもあります。ただし対応は事業所によってちがいます。くわしくは、見学の申し込みのときに聞いてみてください。

例えば KUKKULA(島根県松江市の就労継続支援B型事業所)のように、見学の相談を受けつけている事業所もあります。同行のことも、申し込みのときに気軽にたずねてみてください(見学のお申し込み)。

さいごに

見学に「誰と行くか」に、決まった正解はありません。

  • 家族や相談員、支援機関の人と一緒でもいい
  • 一人で、自分のペースで見てもいい
  • 当日、うまく話せなくても大丈夫

大切なのは、あなたが少しでも落ち着いて過ごせる形を選ぶことです。制度や手続き、利用の条件などは、お住まいの市町村によって決まりがちがいます。くわしいことは、市町村の窓口や相談支援専門員にご確認ください。

まずは「見てみようかな」という気持ちを、そのまま大事にしてみてください。作業の様子は作業の内容、通うまでの流れはご利用の流れ、こまかい疑問はよくある質問も参考になります。

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