「毎日通える自信がない」。そう感じて、一歩がふみ出せない方は多いです。この記事では、就労継続支援B型(しゅうろうけいぞくしえんビーがた=体調に合わせて作業ができる場所)に、毎日通わなくても続けていけるのか、そして通えない日があっても責められないのか、その実際をお伝えします。

まず、毎日通わなくても大丈夫なことが多いです

B型は、毎日かならず通わないといけない場所、ではありません。

週に数日だけ通っている人もいます。はじめは週1日や2日から、という人もいます。

「体調の波があるから、毎日はむずかしい」。その気持ちのまま、相談してきた人はたくさんいます。

ただし、通える日数や決まりは、お住まいの市町村や事業所によってちがいます。くわしくは、市町村の窓口や相談支援専門員(そうだんしえんせんもんいん=福祉の相談にのってくれる人)にご確認ください。

「通えなかった日」を、責められるのが怖い

いちばんこわいのは、休んだときに「どうして来なかったの」と言われることかもしれません。

前に学校や仕事で、休むたびにつらい思いをした人もいると思います。だから「また同じことになるかも」と、身構えてしまう。

でも、B型は体調に波がある人が集まる場所です。

  • 今日は調子が出なかった
  • 朝、どうしても起きられなかった
  • 気分が落ちて動けなかった

こういう日があることを、スタッフは分かっていることが多いです。「来られなかった=ダメなこと」とは、考えていない事業所がたくさんあります。

責められるのが怖い。その不安は、見学や体験のときに、そっと確かめてみてもいいと思います。

「来られる日に来る」という通い方

毎日通うことを目標にしなくても、通い方はいろいろです。

たとえば、こんなかたちがあります。

  • 曜日を決めて、週に数日だけ通う
  • 「行けそうな日に行く」という、ゆるい通い方
  • 午前だけ、または午後だけ通う
  • まずは短い時間からはじめる

大事なのは「全部できるかどうか」ではなく、「自分が続けられるペースかどうか」です。

無理に増やすと、かえって続かなくなることもあります。少ない日数から始めて、慣れてきたら増やす。そんな進め方をしている人もいます。

どんな通い方ができるかは、事業所によってちがいます。見学のときに、聞いてみてください。

休む日の、らくな伝え方

「休みます」と伝えるのが、申し訳なく感じることがあります。

でも、ひとこと伝えておくだけで、気持ちはずいぶんらくになります。長い理由は、言わなくても大丈夫なことが多いです。

そのまま使える、短い言い方です。

  • 「今日は体調がよくないので、お休みします」
  • 「調子が出ないので、今日は休ませてください」
  • 「少し遅れて行きます」

電話がしんどいときは、メールやアプリ(連絡用の道具)で伝えられる事業所もあります。どんな方法で連絡できるか、通いはじめる前に聞いておくと安心です。

「言うと迷惑かな」と思ってしまうかもしれません。でも、連絡をもらえるほうが、スタッフは予定を立てやすいことが多いです。黙って休むより、ひとこと伝えるほうが、お互いにらくになります。

「毎日来る人」とくらべなくていい

場所に通っていると、毎日来ている人が目に入ることがあります。

それを見て「自分は少ししか来られていない」と、落ちこむ必要はありません。

人それぞれ、体調も、できる時間もちがいます。週に数日でも、通っているという事実は変わりません。

大切なのは、他の人とくらべることではなく、自分のペースを守ることです。

休む前提で予定を組んでおくと、気持ちがらくになることもあります。「行けたら行く」くらいの気持ちで、少しずつ場所に慣れていく人もたくさんいます。

たとえば、島根県松江市にあるKUKKULA(クックラ)のように、一人ひとりのペースに合わせて通い方を一緒に考える事業所もあります。気になる事業所があれば、見学で雰囲気を見てから決めても大丈夫です。

さいごに

毎日通わないといけない、ということはありません。

通えない日があっても、それはあなたが弱いからではありません。体調の波は、だれにでもあります。

  • 週に数日からでも始められることが多い
  • 休むときは、短いひとことで伝えれば大丈夫
  • 他の人とくらべず、自分のペースを守っていい

どんな通い方ができるかは、事業所や市町村によってちがいます。くわしくは、市町村の窓口や相談支援専門員にご確認ください。

まずは一度、見学や体験で、通えそうかどうかを感じてみる。そこから始めても、おそくありません。