制度としくみ
就労継続支援B型は何歳まで?長く通う視点で考える
「就労継続支援B型(障害のある人が自分のペースで働ける場所)は、何歳まで使えるんだろう」。自分や家族の年齢で、そんな心配がわいてくることがあります。この記事では、年齢の話を入口にして、「年をとっても通い続けられるのか」という長く使う視点を、いっしょに見ていきます。
まず、B型に「◯歳まで」と一律には決まっていない
就労継続支援B型には、「◯歳になったら使えない」という、全国いっせいの上限が決まっているわけではありません。
ただし、これは「何歳でも必ず使える」という意味ではありません。
- 利用できるかどうかは、一人ひとりの状況で決まります
- お住まいの市町村によって、決まりや運用がちがいます
ですので、「うちの場合はどうか」を知りたいときは、市町村の窓口や相談支援専門員(サービスの利用を一緒に考えてくれる人)にたずねるのが、いちばん確かです。年齢だけを理由に、あきらめる必要はありません。
「下の年齢」も気になる方へ
「若いけれど使えるのかな」と気になる方もいます。
B型は、働くことを考える年代の人が利用することの多いサービスです。ただ、こちらも年齢だけで決まるわけではありません。
- どんな状況で利用したいのか
- どんな手続きが必要か
こうしたことは、市町村や相談支援専門員に相談すると、自分の場合にあてはめて教えてもらえます。数字だけで「無理かも」と思わず、まず聞いてみてください。
65歳前後で気になる「介護保険」との関係
年齢を重ねると、介護保険(高齢になったときの暮らしを支えるしくみ)の話が出てくることがあります。
年齢によっては、福祉サービスの使い方が変わる場合があります。ただ、これも「◯歳になったら、B型は使えなくなる」と一律に言えるものではありません。
大切なのは、次の点です。
- 変わり目が近づいたら、早めに相談しておく
- どう続けられるか、一緒に考えてもらう
このあたりは制度が入り組んでいます。自分で判断せず、相談支援専門員や市町村の窓口に、そのつど確認していくのが安心です。むずかしい話は、一人でかかえなくて大丈夫です。
「長く通えるか」は、年齢だけでは決まらない
年齢の上限を気にしている方の本当の願いは、多くの場合こうだと思います。「できれば、長く通い続けたい」。
通い続けられるかどうかは、年齢の数字だけでは決まりません。次のようなことが、じつは大きく関わってきます。
- 体調に合わせて、通う日数や時間を調整できるか
- 作業の内容を、その時々で変えてもらえるか
- 休みやすい雰囲気があるか
- 通う方法(歩き・送迎など)が、続けやすいか
こうした「続けやすさ」は、事業所によって異なります。年をとっても無理なく通えるかは、この部分を見ておくと、少しずつ見えてきます。
見学のときに、そっと聞いておきたいこと
長く通う視点で選びたいなら、見学のときにこんなことを聞いてみるとよいです。
- 通う日数や時間は、あとから変えられますか
- 体調に波があるとき、休みやすいですか
- 年齢を重ねても、続けている人はいますか
- 作業は、体力に合わせて選べますか
答え方の丁寧さからも、その場所の雰囲気が伝わってきます。
例えば、島根県松江市にあるKUKKULAのように、作業の内容がいくつかある事業所もあります。どんな作業があるかは作業の内容のページで見られますし、見学のお申し込みから実際に見てみることもできます。
さいごに
就労継続支援B型に、「◯歳まで」という一律の上限は決まっていません。でも、自分の場合にどうなるかは、市町村や相談支援専門員に聞くのがいちばん確かです。
年齢の数字よりも、「無理なく続けられそうか」を見ていくと、長く通う道が考えやすくなります。気になることがあれば、まずは相談したり、見学してみたりするところから始めてみてください。年齢を理由に、道をせばめなくて大丈夫です。
