「一度やめたら、もう戻れないのかな」。そう思うと、やめることも、休むことも、こわくなりますよね。この記事では、体調の波があって離れたくなったときに、「行ったり来たりしていい」という気持ちで考えてほしいことをお伝えします。
まず、やめても「終わり」ではないことが多いです
就労継続支援B型(通称・作業所)は、一度離れても、また相談して戻れることがあります。
「やめたら、その人との縁がぷっつり切れる」とイメージしている方もいます。でも、実際には「今は休む」「少し離れる」という時期があって、またつながる人もいます。
ただし、手続きや決まりは、お住まいの市町村によってちがいます。くわしくは、市町村の窓口や相談支援専門員(あなたの福祉サービスの相談にのってくれる人)にご確認ください。
ここで覚えておいてほしいのは、「やめた=二度と戻れない」ではない、ということです。
体調には波がある。それは、あなたのせいじゃない
調子のいい時期と、悪い時期。これは、多くの人にあることです。
- しばらく通えていたのに、急に動けなくなる
- 朝が起きられなくなる
- 人といるのが、前よりしんどくなる
こういう波は、頑張りが足りないから起きるわけではありません。波があるのが、ふつうのことです。
波が下がってきたとき、「通えない自分」を責めてしまうと、よけいにつらくなります。でも、下がる時期があるのは自然なことだと思えると、少し気持ちが軽くなります。
波が下がったら、少し離れる。上がってきたら、また考える。そんなふうに、波に合わせていい場所だと考えてみてください。
「少し離れる」にも、いろいろな形がある
「やめる」か「続ける」か。この二つしかないように感じると、苦しくなります。
でも、その間には、いくつかの形があります。
- 休む:しばらく通わずに、様子を見る
- 日数を減らす:週に通う日を、少なくしてみる
- 時間を短くする:一日の中で、いる時間を短くする
- いったん離れる:利用をお休みして、また体調を見てから考える
どれがいいかは、その時の体調や気持ちで変わります。「やめる」と決める前に、こういう形があることも、支援員(スタッフ)に話してみていいんです。
どこまで調整できるかは、事業所によってちがいます。見学や体験のときに、聞いておくと安心です。
戻りたくなったとき、どう動けばいい?
また通いたいと思ったとき、一人でぜんぶ抱えなくて大丈夫です。
まずは、相談できる人に声をかけてみてください。
- 前に通っていた事業所があれば、そこに連絡してみる
- 相談支援専門員がいれば、その人に「また考えたい」と伝える
- どこに連絡していいか分からないときは、市町村の窓口で相談する
「また、はじめから説明しないといけないのかな」と気が重くなるかもしれません。でも、前のことを覚えてくれていることもありますし、短く「また通いたくて」と伝えるだけでも大丈夫です。
戻るときの手続きや必要なものは、市町村や事業所によってちがいます。くわしくは、窓口や相談支援専門員にご確認ください。
同じ場所でも、ちがう場所でもいい
戻るとき、前と同じ事業所でなくてもいいんです。
「前のところは、ちょっと合わなかったかも」と感じているなら、別の事業所を見てみるのも一つです。逆に、「あそこなら、また行けそう」と思うなら、同じところに戻ってもいい。
どちらが正しい、ということはありません。そのときの自分が、少しでも通いやすそうと感じるほうを選べます。
例えば、島根県松江市にあるKUKKULAのような事業所でも、見学や体験から始められることがあります。いきなり決めなくても、まず見学で場所を見て、作業の内容を知ってから考えられます。
新しく見るときは、ご利用の流れを確認しておくと、気持ちの準備がしやすくなります。
さいごに
行ったり来たり。それでいいんです。
体調の波で離れることがあっても、それはゴールではなく、ただの「今」です。上がってきたら、また考えればいい。
- やめても、また相談して戻れることが多い
- 体調の波があるのは、ふつうのこと
- 「やめる」の前に、休む・減らすという形もある
- 戻るときは、同じ場所でも、ちがう場所でもいい
ひとりで「もう戻れない」と決めつけないでください。迷ったら、市町村の窓口や相談支援専門員に、気軽に声をかけてみてくださいね。
