はたらくということ
作業所へ通う初日の準備。持ち物とあると安心なもの
通所の初日が近づくと、「何を持っていけばいいんだろう」と気になりますよね。忘れ物をしたらどうしよう、と落ち着かないかもしれません。この記事では、初めて作業所に通う日に持っていくと安心する物と、気持ちの準備を、初日目線でやさしくまとめます。
まず、これだけは持っていくと安心
最初に、多くの作業所で「あるといい」とされる基本の物です。
- 印鑑(はんこ。書類にサインする代わりに使うことがあります)
- 受給者証(福祉サービスを使うための証明書)や、事業所から言われた書類
- 飲みもの
- お昼ごはん、またはお昼を買うためのお金
- ハンカチ・ティッシュ
何を持ってくればいいかは、事業所によってちがいます。初日の前に「持ち物は何が必要ですか」と一度聞いておくと、とても安心です。聞くのはまったく変なことではありません。
「あると助かる」ちょっとした物
必ずいる物ではありませんが、あると初日が少し楽になる物もあります。
- 上着やはおれる物(部屋が思ったより寒い・暑いことがあります)
- 薬を飲んでいる方は、いつも飲んでいるお薬
- メモ帳とペン(説明されたことを書きとめられます)
- 予備のマスク
- 常備薬や、目薬など、いつも使っている物
お薬のことは、飲むタイミングや量を自分で変えず、いつもどおりにしておくのが安心です。気になることがあれば、かかりつけの先生に相談してください。
メモ帳は、意外と役に立ちます。初日はたくさんの説明を聞くことが多いです。全部おぼえようとしなくて大丈夫。「あとで見返せる」と思えると、気持ちが少し軽くなります。
作業によって、あるといい物が変わる
作業所でする作業は、事業所によってさまざまです。作業の内容によって、あると助かる物も変わります。
- 手先を使う細かい作業がある日:使いなれた眼鏡など
- 汚れるかもしれない作業がある日:よごれてもいい服や、着がえ
- 体を動かす作業がある日:動きやすいくつ
ただ、初日からいきなり本格的な作業をすることは少なめです。まずは見て、少しずつ慣れていくことが多いです。「作業に合わせた物」は、通いはじめてから、そろえていけば大丈夫です。
どんな作業があるかを先に知りたいときは、見学のときに聞いておくと、持ち物のイメージもわきやすくなります。
服装は、気合を入れすぎなくて大丈夫
初日だからと、きちんとした服にしなくても大丈夫なことが多いです。私服でよい作業所がほとんどです。
選ぶときは、次のことを目安にしてみてください。
- 締めつけが少なく、らくに過ごせる服
- 気温に合わせて調節できる服(一枚はおれる物があると安心)
- 動いてもつかれにくいくつ
「よごれてもいい服がいいのか」「動きやすいほうがいいのか」は、その日の作業によります。迷ったら、地味めで動きやすい服にしておくと、たいていの場面でこまりません。
持ち物より大事な「気持ちの準備」
実は、忘れ物よりも心を占めやすいのは、緊張のほうかもしれません。「うまくやれるかな」「なじめるかな」と思うのは、とても自然なことです。
初日について、覚えておいてほしいことがあります。
- 初日から、たくさん作業をしなくていい
- 名前や体調を、うまく話せなくても大丈夫
- わからないことは、その場で聞いていい
- つかれたら、休憩できるか聞いてもいい
初日は「場所と人に、少し慣れる日」くらいに思っておくと、肩の力が抜けます。全部を一日でつかもうとしなくて大丈夫です。
もし「行くのがこわい」と感じたら、その気持ちも持っていってかまいません。緊張したまま着いても、それで問題ありません。
帰り道と、次の日のことも少しだけ
初日は、思っているより気をつかって、どっとつかれることがあります。帰ったらゆっくり休んでください。「今日は行けた」だけで、じゅうぶんです。
通う日数やペースは、事業所や、あなたの体調によってちがいます。無理のない形を相談できることが多いので、しんどければ、そのことを職員(スタッフ)に伝えてみてください。
例えば、島根県松江市にあるKUKKULAのように、見学や体験から始められる事業所もあります。通いはじめる前に場所の様子を見ておくと、初日の持ち物も想像しやすくなります。くわしい流れはご利用の流れやよくある質問ものぞいてみてください。
さいごに
持ち物は、印鑑・書類・飲みもの・お昼など、基本の物をおさえておけば大丈夫です。細かい物は、事業所に一度聞いておくといちばん確かです。
そして、持ち物と同じくらい、気持ちの準備も大切にしてください。初日は「慣れる日」。うまくできなくて当たり前です。あなたのペースで、ゆっくり始めていきましょう。
