事業所のえらび方
見学の予約、電話が苦手。ほかの方法と話す台本
見学の予約をしたい。でも、電話をかけるのがこわい。呼び出し音を聞くだけで手が止まってしまう。そんな気持ちは、めずらしいことではありません。この記事では、電話以外で予約する方法と、電話するときに何を言えば済むかの台本をまとめます。
電話が苦手なのは、あなただけではありません
電話が苦手な理由は、人によっていろいろです。
- 相手の反応が見えなくて、こわい
- とっさに言葉が出てこない
- 何を聞かれるか分からなくて不安
- 早口だと、うまく聞き取れない
どれも、わがままではありません。電話はその場で言葉を返さないといけないので、苦手に感じる人は多いです。
最近は、電話以外で予約を受けている事業所(作業所)も増えています。「電話しかないのかな」と思う前に、ほかの方法があるか見てみましょう。
電話以外で予約する方法を、さがしてみる
事業所のホームページを見ると、電話番号のほかに連絡の方法がのっていることがあります。よくあるのは、次のようなものです。
- お問い合わせフォーム:ホームページの中にある、入力する画面
- メール:メールアドレスが書いてあれば、そこに送れる
- LINEなどのメッセージ:事業所によっては、使えることもある
これらは、自分のタイミングで、文章を考えてから送れます。言いまちがえる心配もありません。電話が苦手な人には、こちらのほうが楽なことが多いです。
ただし、どの方法が使えるかは、事業所によってちがいます。フォームだけのところ、メールだけのところ、いろいろです。ホームページの「お問い合わせ」や「見学について」というところを見てみてください。
例えば、島根県松江市にあるKUKKULAでは、見学のお申し込みを受け付けるページ(/visit)を用意しています。こういうふうに、電話以外の入り口を用意している事業所もあります。
メールやフォームで送るときの、文章の型
「文章も、なんて書けばいいか分からない」という方へ。むずかしく考えなくて大丈夫です。次の3つが書いてあれば、じゅうぶんです。
- 見学を希望していること
- 自分の名前(呼んでほしい名前でも大丈夫なことが多い)
- 連絡してほしい方法(メール・電話など)
たとえば、こんな文章です。
はじめまして。◯◯(名前)と申します。 見学を希望しています。 くわしいことを教えていただけますか。 連絡は、できればメールでお願いできると助かります。
これだけで通じます。うまく書こうとしなくて大丈夫です。日にちの希望などは、返事が来てから決めてもかまいません。
「電話が苦手なので、メールでやりとりしたいです」と、正直に書いてもいいです。それを伝えておくと、相手も配慮してくれることが多いです。
それでも電話しかないとき、話す台本
連絡の方法が電話しかないこともあります。そのときは、話すことを紙に書いてから、それを読みながらかけると楽です。
電話でいちばんはじめに言うのは、これだけで大丈夫です。
「見学のことで、お電話しました」
この一言が言えれば、あとは相手が聞いてくれることが多いです。続けて言うことも、書いておきましょう。
- 「◯◯(名前)と申します」
- 「見学ができるか、聞きたくて電話しました」
- 「日にちは、あとで決めても大丈夫ですか」
聞かれて困りそうなことも、答えを先に書いておくと安心です。
- 名前 → 紙に書いておく
- 希望の曜日や時間 → 「◯曜日ごろが行きやすいです」
- 分からないことを聞かれたら → 「まだ決まっていません」でも大丈夫
「まだ決まっていません」「あとで連絡します」は、失礼な返事ではありません。無理にその場で決めなくていいのです。
電話するときの、ちょっとした工夫
電話をかけるときに、少し楽になる工夫もあります。
- かける前に、深呼吸を1回する
- 話すことを、紙に書いて目の前に置く
- 静かな場所で、一人になれるときにかける
- 午前のはじめや、お昼すぎなど、相手が落ち着いていそうな時間を選ぶ
- どうしても不安なら、家族や支援者にそばにいてもらう
うまく話せなくても、言葉につまっても、それで見学を断られることはめったにありません。相手は、そういう電話に慣れています。
もし、相談支援専門員(福祉サービスの相談にのる人)とつながっているなら、その人に予約をお願いすることもできます。一人でかかえなくて大丈夫です。
さいごに
電話がこわくても、見学の道は電話だけではありません。
- まず、ホームページでフォームやメールがあるか見てみる
- 使えるなら、短い文章で送るだけでいい
- 電話しかないときは、話すことを紙に書いてかける
どの方法が使えるかは、事業所によってちがいます。手続きや利用のことでよく分からないところは、お住まいの市町村の窓口や、相談支援専門員にも確認してみてください。
あなたが動きやすい方法で、一歩をふみ出せますように。
