はたらくということ
週2日から通える作業所?少ない日数で始めたい方へ
「毎日は、とても無理そう」。そう感じている方は多いと思います。体調に波があったり、朝が苦手だったり、理由は人それぞれです。この記事では、少ない日数から通いはじめられるのか、そして日数を増やしたり減らしたりする相談のタイミングと、通いはじめの1か月をどう組み立てるかを、やさしくお伝えします。
少ない日数から始めるのは、変なことじゃない
まず知っておいてほしいことがあります。作業所(就労継続支援B型など。障害のある方が自分のペースで働く場所)に通うとき、「最初から毎日行かないといけない」と決まっているわけではありません。
週に何日通うかは、
- あなたの体調
- 通いはじめてからの慣れ具合
- 事業所との話し合い
こうしたことで決まっていきます。
ただし、通える日数や条件は事業所によって異なります。また、お住まいの市町村によって決まりがちがう部分もあります。くわしくは、市町村の窓口や相談支援専門員(福祉サービスの相談にのってくれる人)にご確認ください。
「週2日くらいから始めたい」という気持ちは、遠慮せずに伝えていい希望です。
「週2日から」を、いつ・誰に相談する?
日数の相談は、早い段階からしておくと安心です。相談する場面には、こんなタイミングがあります。
- 見学のとき
- 体験(実際に作業をためしてみること)のとき
- 利用を決める前の話し合いのとき
- 通いはじめてからの、ふだんの声かけのとき
見学や体験のときに「はじめは少ない日数から考えたいのですが」と一言そえるだけで大丈夫です。うまく言葉にできなくても、支援する人(スタッフ)がいっしょに整理してくれることが多いです。
相談する相手は、
- 事業所のスタッフ
- 相談支援専門員
このどちらでも構いません。ひとりでかかえずに、話せる人に伝えてみてください。
通いはじめの1か月を、どう組み立てる?
通いはじめの時期は、「作業に慣れる」よりも先に、「通う場所やリズムに慣れる」ことが大きな部分をしめます。がんばって一気に進めるより、少しずつがちょうどよいことが多いです。
ひとつの例として、こんな組み立て方があります。
1週目:場所と人に慣れる
- まずは行ってみる、帰ってくる、それだけでも十分
- 作業の内容や、休憩の取り方をおぼえる
- 「今日はここまで」で切り上げてもいい
2〜3週目:自分のペースをさぐる
- 通った日の、夜や翌日の体調をふりかえる
- 疲れが強く残るなら、その日数が今のペースかもしれない
- しんどいと感じたら、早めにスタッフへ伝える
4週目:これからの日数を話し合う
- 1か月ためしてみて、どうだったかを整理する
- 「もう少し増やしたい」「今のままがいい」「少し減らしたい」——どれもOK
- スタッフや相談支援専門員と、次の1か月を相談する
この区切りはあくまで一例です。人によってちょうどよいペースはちがいます。あなたに合う組み立て方を、いっしょに考えてもらえます。
日数は、あとから増やしても減らしてもいい
「一度週2日で始めたら、ずっとそのままなの?」と気になるかもしれません。
多くの場合、日数はあとから見直すことができます。
- 体調が上向いてきたら、増やす相談ができる
- 疲れがたまってきたら、減らす相談ができる
- 季節や生活の変化に合わせて、調整することもできる
大事なのは、「無理して続けてから倒れる」のではなく、「しんどくなる前に相談する」ことです。減らす相談は、後ろめたいことではありません。長く通いつづけるための、大切な調整です。
ただし、日数の変更にともなう手続きや条件は、事業所や市町村によって異なります。変えたいと思ったときは、まずスタッフや相談支援専門員に聞いてみてください。
週2日でも、通う意味はちゃんとある
「週2日じゃ、意味がないのでは」と思う必要はありません。少ない日数でも、
- 家の外に出る時間ができる
- 生活のリズムが少しずつ整いやすくなる
- 話せる相手や、行ける場所ができる
こうした変化は、日数の多い少ないだけで決まるものではありません。あなたにとって続けられるペースが、いちばんよいペースです。
事業所によっては、少ない日数からの通いや、作業の内容をゆるやかに調整することに取り組んでいるところもあります。例えば島根県松江市の KUKKULA もそのひとつです。作業の様子は作業の内容、通いはじめの流れはご利用の流れのページで見られます。気になったら見学のお申し込みから様子を見てみるのもよいと思います。
さいごに
毎日は無理でも、少ない日数から始めることは、めずらしいことではありません。
- 「週2日から」の希望は、見学や体験のときに伝えていい
- 通いはじめの1か月は、慣れることを大切にする
- 日数は、あとから増やしても減らしても構わない
分からないことや不安なことは、市町村の窓口や相談支援専門員、事業所のスタッフに聞いてみてください。よくある質問はこちらにもまとめています。あなたのペースで、少しずつで大丈夫です。
